みなとみらい44街区の南側で建設が進む、「(仮称)みなとみらい44街区計画」の現在の状況を見てきました。

(仮称)みなとみらい44街区計画
(仮称)みなとみらい44街区計画は、積水ハウス㈱が事業主体となって建設が進むビルで、竣工後はその一部がマリオットのプレミアムブランドである「ウェスティン」を冠した「ウェスティンホテル横浜(The Westin Yokohama)」として運営されるホテルとなります。
建築計画の概要は以下の通りです。
【概要】
■名称:みなとみらい44街区計画新築工事
■用途:ホテル・飲食店・店舗・集会所
■敷地面積:9,604.59㎡
■建築面積:5,981.88㎡
■延べ面積:65,877.29㎡
■構造・階数:S造地上23階建
■高さ:99.84m
■建築主:積水ハウス株式会社
■施工者:株式会社竹中工務店
ウェスティンホテル
ブランドについて
ウェスティンホテルは、アメリカに本社を置くマリオット・インターナショナルが掲げるブランドの一つで、マリオットブランドの中ではプレミアムブランドに位置されます。ちなみに、マリオットの最上級ブランドとしては、「リッツカールトン」や「セントレジス」、「W」などのラグジュアリーブランドがあり、「ウェスティン」はラグジュアリーに次ぐ、プレミアムブランドのうちの一つです。
日本では、ウェスティンの名を冠したホテルはルスツ、仙台、東京、京都、大阪と現在5つのホテルが存在しています。ルスツは2015年のリブランドによる開業なので、新築からウェスティンは2010年の仙台以来となります。
ウェスティンホテル横浜について
積水ハウス㈱のリリースでは、以下のように記載されています。
「ウェスティンホテル横浜」の総客室数は、ホテル 373 室、レストラン、バンケット、フィットネス等を備える予定です。各
積水ハウス㈱プレスリリース
種特色のあるサービスも提供し、1 日を快適に過ごしていただける宿泊体験だけでなく、ウェスティンブランドを代表する身
体的・精神的・社会的に充実し満足度の高い滞在をゲストに提供してまいります。

本ホテルには「ウェスティンホテル横浜」のほか、長期滞在対応型ホテル201室も併設されるとのことで、全体としては574室と、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルや横浜ロイヤルパークホテルとほぼ同規模となる予定です。
外観からすると、低層部10階程度までと上層階でやや外装が違うのが見て取れると思います。客室数的に、上層階がウェスティンホテルで、低層部が長期滞在型ホテルでしょうか。
まだ、ホテルに関する詳細情報は多くないので、今後のリリースが待たれます。
積水ハウスとマリオット
ウェスティンブランドを運営するマリオット・インターナショナルと積水ハウス㈱は、大阪にある「セントレジス大阪」や「ダブリュー大阪」、京都の鴨川沿いの「ザ・リッツカールトン京都」など、国内では複数の事業でコラボしています。
本事業は、プレスリリースでは、積水ハウスがプロジェクトマネジメント、マリオットがホテル運営との立ち位置とのことですが、プロジェクトマネジメントとは、どこまでやるということなのでしょうか。
「セントレジス大阪」、「ザ・リッツカールトン京都」は、積水ハウスがスポンサーのリートである積水ハウス・リート投資法人が取得しています。積水ハウスの出口として、将来的にリートが本物件も取得するというのもあるかもしれませんね。
現在の状況
2021年2月13日時点では、20階程度まで鉄骨が組みあがり、最後の3階層分を組み始めている状況のようでした。


47街区方面からの写真です。写真左方向の部屋は、ニトリが入る「PRIME GALLERY みなとみらい」がある限り、みなとみらいのビル群を楽しめる眺望となりそうですね。右方向は方角的には富士山方面なので、高層階は富士山ビューの部屋となるかもしれません。ちなみに建物手前の更地はUR所有地のようで2020年2月頃に事業用定期借地権前提で入札があったようですが、あれからどうなったんでしょうか・・・。

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