以前より「ザ・タワー横浜北仲」の上層部にサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッド」が横浜エリアに初進出することが発表されていましたが、直近で調べてみたところ、すでにHPが開設されていました!
オークウッドは数種類のブランドが展開されていますが、横浜では「オークウッドスイーツ横浜」として運営されることが公表されています。
ザ・タワー横浜北仲
このオークウッドが入居する「ザ・タワー横浜北仲」ですが、建物の概要は以下の通りです。
施設概要
所在:神奈川県横浜市中区北仲通五丁目57-2他(地番)
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・地上58 階建、地下1階建
敷地面積:13,135.36 ㎡
延床面積:168,285.63 ㎡
総戸数:1,176 戸(事業協力者住戸50 戸含む、他に宿泊施設・店舗等)
建物竣工予定時期:2020年2月下旬予定
分譲部分の発売当初は、最高価格8億円と話題になりました。

オークウッド部分について
「ザ・タワー横浜北仲」は地上58階建てと、横浜で2番目の高さを誇る超高層ビルですが、当該ビルの46~51階部分が「オークウッド」による宿泊施設になることが公表されています。

オークウッド
「オークウッド」を運営するオークウッドワールドワイド(アジア)は、アジア10か国、19都市で35の物件を運営するほか、他のエリアでも複数の物件を運営しています。オークウッドは、「プレミア」、「スイーツ」、「レジデンス」、「アパートメンツ」、「スタジオ」と5つのブランドが展開されており、日本ではミッドタウンや丸の内など12の施設が運営されています(開業予定の横浜は除く)。
オークウッドスイーツ横浜
横浜においては、上記5ブランドのうち、「スイーツ」が展開されます。
この「スイーツ」ブランドのコンセプトは、
「オークウッドスイーツ」は、旅慣れた旅行者やシニアエグゼクティブがプライベートなモダンラグジュアリーの空間で落ち着いてご滞在いただけます。
オークウッドHPより
とされています。
公式HPによれば、
客室数:175室
部屋タイプ: スタジオ・1ベッドルーム・2ベッドルーム・3ベッドルーム
設備:食器や調理器具が備えられたフルキッチンをはじめ、家具家電が完備
サービス:24時間のフロントデスク、コンシェルジュサービス、定期的なハウスキーピングサービス、フィットネスジム
となるそうです。
気になる客室の仕様
客室がどんな感じになるか、残念ながら今のところ、公式イメージはアップされていません。但し、ホテレスさんの求人情報にはイメージがありました。
周辺に視界を遮る建物がないので、特にみなとみらい側から海側にかけては絶景が拝めることは間違いなしではないでしょうか。陸側も朝夕の富士山ビューがキレイだと思います。最近は横浜にもグローバル企業が増えてきましたので、それらの海外重役の拠点として使われたり、国際会議、ラグビーWカップのようなスポーツイベントの参加者も宿泊するかもしれません。IR関連企業も横浜で準備室開設のニュースも流れていたので、そういった人たちが宿泊するだけでなく、1泊から宿泊可能ですので、広い客室にファミリーで宿泊するというのもありかと思います。
運営形態ほか
仕事柄、個人的には物件の所有者、経営者、運営者といった宿泊施設の運営形態が気になるところです。そのヒントとなるのが、以下のオークウッドのプレスリリースです。
メープルツリー(英名:Mapletree Investments)の完全子会社であるオークウッドは、主要都市であるタイのバンコクと日本の横浜に於いて「オークウッドスイーツ」の契約に署名したことを発表しました。・・・(中略)・・・メープルツリーが所有する「オークウッドスイーツ横浜」は、2020年半ばにオープン予定です。
オークウッドプレスリリースより
メープルツリーは、シンガポールに拠点を置く不動産関連の会社で、REITや私募ファンドの運用等を行っています。日本でも直接・間接に複数の物件を所有する企業です。今回オークウッドとなる部分は、上記の引用からするとメープルツリーの所有となるようです。賃借か運営委託かといった形態は分かりませんが、オークウッドと何らかの契約を結んで、当該ホテルの運営が行われるようです。
近年は、サービスアパートメントの開発も増えてきているように思います。ブランド力のあるサービスアパートメントは横浜には現時点では少ないので、今後の運営が注目されます。
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