鹿島建設、住友生命保険、三井住友海上の3社は4月3日、みなとみらい58街区において計画していた複合ビルを着工したと発表しました。

場所は横浜市西区新高島一丁目の約9,300㎡、みなとみらい線新高島駅からは徒歩約1分、JR・私鉄各線横浜駅からも徒歩約6分の位置にあります。
向かいは通称「とちのき通り」を挟んで原鉄道模型博物館のある横浜三井ビルディングと日産本社、東側は建設中の京浜急行電鉄本社、南東は4月にオープンを迎える資生堂のS/PARKとオフィスビルの集積が著しい一画に建設されます。
計画建物は地上21階建、高さ112m、延べ床面積約84,000㎡、基準階床面積は約825坪(㎡換算約2,730㎡)の本社機能や研究開発施設にも対応する賃貸オフィスと貸し会議室、クリニック、保育所を併設した複合ビルとなる予定とのことです。さらには、横浜市の新たな名所となることを目指してプラネタリウムも併設するとのことです。制振装置や帰宅困難者の一時待機スペースなども設け、災害支援機能も兼ね備えると3社のリリースには記載されています。一部は事業者のうちの1社が自社利用するということですが、区分所有か共有かといった権利形態については公表されていません。なお、設計・施工ともに事業者の鹿島建設が行うようです。
4月5日の状況です。複数のクレーン車がアームを伸ばし、まさにいざ着工という状況のようです。手前の物置が置いてある場所あたりがプラネタリウムが設置される場所でしょうか。


開発事業のお知らせ看板で少し配棟計画がわかります。地下にはみなとみらい線が通っていますが、あまり干渉はしていないように思えます。なお、今もかと思いますが、おそらく敷地にはみなとみらい線の区分地上権が設定されているものと思われます。
出来上がった際には、横浜駅からも容易にアクセス可能な立地にあるため、みなとみらいの中では比較的高い賃料が見込まれるものと思われます。

竣工は2021年秋、開業は2021年冬を予定しています。
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