ジャパンリアルエステイト投資法人、2019年度3月期決算を発表、横浜市内2物件

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ジャパンリアルエステイト投資法人は2019年5月16日、2019年3月期(第35期)の決算を発表した。

決算短信

公表した決算短信によれば、営業収益は33,022百万円(対前期比▲0.1%)、営業利益は14,548百万円(同▲0.2%)、経常利益は13,441百万円(同+0.7%)、当期純利益は13,431百万円(同+1.2%)となりました。

ジャパンリアルエステイト投資法人 横浜市内保有物件一覧

同投資法人はオフィスビル主体の投資法人で、保有する横浜市内の物件はいずれもオフィスの計2物件です。取得価格の大きい順に、「MMパークビル(37,400百万円)」 、「クイーンズタワーA(17,200百万円)」となっています。

MMパークビル 物件は一番手前

「MMパークビル」は、横浜市西区みなとみらい3丁目に所在するオフィスビルです。
敷地面積や約6,826㎡、延床面積約49,038㎡、S・SRC造地下1階付地上15階建て、2007年12月築の物件です。同ビルは基準階床面積約2,729㎡(約826坪)のコの字型の整形オフィス床を有し、天井高はOAフロア設置後で2,800mmを備えたオフィスビルとなっています。
みなとみらい駅からはほぼ直結で、アプローチに屋根があるため、雨にぬれずにオフィスに行くことができます。
個人的にはこのビルの1階の中台湾風居酒屋やプロントをよく利用していました。居酒屋さんの店員さんが非常に良い方で、1、2回行っただけで顔を覚えてくれたのが特徴的でした。
2019年3月期末時点の鑑定評価額は40,400百万円、還元利回りは4.1%となっています。

クイーンズタワーA

「クイーンズタワーA」は、横浜市西区みなとみらい2丁目に所在するオフィスビルです。
権利関係が複雑で、全体敷地面積約44,406㎡、全体延床面積約498,283㎡、1997年6月築の複合施設のうち、
①タワーA棟地下3階から14階及び17階の事務所等約26,586㎡の区分所有権の共有持分100分の95、
②地域冷暖房施設(DHC)賃貸部分約8,457㎡の区分所有権の共有持分100分の95、
③駐車場約91,107㎡の区分所有権の共有持分の100万分の269,230と
④これらに付随する共用部分の共有持分(全体共用部、タワーA一部共用部、A・BC商業一部供用部(建物部分等)、A・BC商業一部供用部(付属施設等))
が対象不動産になります。全体共用部に対する共有持分は11.11481%です。
実際の鑑定評価の作業となると権利関係を読み解くだけでも相当しんどそうです・・・。タワーAは基本的には日揮が入居していたかと思いますが、同投資法人の有価証券報告書上ではテナント総数は51と記載されていますので、意外にテナント区画が多かったんだなぁという印象です。2019年3月期末時点の鑑定評価額は22,100百万円、還元利回りは3.9%となっています。

横浜市内ポートフォリオ全体としては取得価額54,600百万円に対して2019年3月期末鑑定評価額は62,500百万円と+約14.5%となっています。「MMパークビル」は期末鑑定評価額は前期比横ばい、「クイーンズタワーA」は期末鑑定評価額が同▲1.8%です。

ジャパンリアルエステイト投資法人

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