地上17階建て、(仮称)関東学院横浜都心キャンパス(5月17日時点)

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関内駅で建設が予定されている(仮称)関東学院横浜都心キャンパスを現地調査してきました。

場所は横浜市中区万代町1丁目、JR線「関内」駅とは「新横浜通り」を挟んで隣接する街区が(仮称)関東学院横浜都心キャンパスの建設地です。北西側は大通り公園になっており、建物が密集する当該エリアの中では比較的開放感のある立地となっています。

外観イメージパース(出典:関東学院大学HP)

計画建物のイメージパースと、同方向からの現在の写真です。建物が解体されていますが、これは1970年代からここに建ち、耐震強度不足で平成24年度に閉鎖された「教育文化センター」です。市庁舎の移転に伴って関内地区の経済的な地盤沈下を避ける目的で、市庁舎跡地活用に先立って事業者公募が行われました。この公募により、4件の応募がありましたが、審査の結果、関東学院大学の新キャンパス計画が採用され、今に至っています。

公図(出典:教育文化センター跡地活用事業募集要項)

募集要項の中に公図があったので載せてみました。土地の面積は要項等によれば2,647.78㎡で、事業者決定の記者発表資料では売却価格は2,387,404,090円でした。解体費分が控除される前の更地評価額は2,887,404,090円とされていますので、単価だと1,090,500円/㎡とみなとみらいの公募売却水準よりも高いことがわかります(みなとみらいの公募売却額は過去の記事をご参照くださいm(_ _)m)。なお、売却額と更地評価額の差額である500,000,000円は解体費相当額となります。

(出典:関東学院大学HP)
(出典:横浜市記者発表資料)

関東学院大学はこの土地に以下の規模の建物を計画しています。
延床面積:26,671㎡
高さ:74.9m
構造・階数:鉄骨造、地下2階付地上17階建
用途:大学・劇場・飲食店舗その他
構成:6~17F=大学
   5F=デジタル図書室
   4F=マッチングオフィス・コワーキングスペース
   2・3F=ホール、ギャラリー
   1・B1F=エントランス、ブックカフェ、スポーツ施設等
予定学部:法学部地域創生学科、経営学部経営学科、人間共生学部コミュニケーション学科、計2,500人
事業費:約160億円
竣工時期:2022年3月(予定)

外壁はガラス主体で建物内まで見通せる構造である上に、大通り公園に面し、周辺地域と隔てのない設計になっているようなので、周辺住民・市民にとっても、ちょっとした憩いの場としての利用が期待できます。

(出典:横浜市記者発表資料)

4月末に取ったランドマークタワーからの写真です。現地の右に白く背の高いビル(「ふれあい横浜ホスピタル」)がありますが、関東学院の計画建物はこれよりも高くなりそうです。

「関内駅周辺地区エリアコンセプトブック」でも書いてある通り、現地は関内・関外地区の結節点として、今後の当エリアの活性化のためにも非常に重要な場所です。この周辺地域に開かれた大学の建設を通じて、様々な交流が促進され、その効果が周辺に波及していくといいですね。

関東学院大学リリース
横浜市記者発表(事業者決定)
教育文化センター跡地活用事業募集要項

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