ヒューリック、(仮称)横浜山手町開発計画(2019年4月27日時点)

スポンサーリンク

中区山手町でヒューリック㈱が開発している有料老人ホーム、(仮称)山手町開発計画を現地調査してきました。

場所は中区山手町245番地で、最寄駅であるみなとみらい線元町・中華街駅からは約11分の距離に位置します。現地は山手の名の通り山の上の立地となっていますが、元町・中華街駅がアメリカ山公園にも出口を設けているため、駅まではきつい坂道を上り下りせずにアプローチが可能です。

現地東側から撮影 (仮称)横浜山手町開発計画

お知らせ看板によれば、敷地は約1,994㎡です。接道は手前の道路のみで、南側(上の写真でいうと奥の方)にかけて道路との高低差が出てくる敷地になっています。道路とは最大で約3m程度の高低差になっています。

現地北東端の門扉

おそらく敷地内だと思いますが、仮囲いの外で手つかずの門扉が敷地の北東端部分にありました。現地を見ている間は「古くからありそうな門扉だし、歴史を残しつつ開発しました」みたいなコンセプトにするのかな程度にしか思っていなかったのですが、後で調べてみると現地はローマ字のヘボン式を考案したヘボン博士(ジェームス・カーティス・ヘボン博士)の邸宅があった場所だったそうです。写真の門扉右端の柱にはヘボン博士の横顔が入ったレリーフが刻まれています。ヘボン博士はこの地に約10年ほど居住していたそうで、歴史が詰まった場所になっています。

外観イメージパース

建物は地下1階地上3階建て、延べ床面積約1,970㎡、居室数36室の有料老人ホームになります。居室は約19㎡~38㎡の構成で、2019年10月オープン予定となっています。
既にテナントは決まっているようで、「(仮称)チャームプレミア山手町」として㈱チャーム・ケア・コーポレーションが新規開設予定ホームに関するお知らせを公表しています。㈱チャーム・ケア・コーポレーションによれば、土地と建物は「賃借」と記載されています。ヒューリックが保有するのか、関連のリートなどに売却するのか、はたまた外部に卸すのかなど開発完了後のシナリオは現地調査時点では公表はされていません。

建築計画のお知らせ看板

最後にお知らせ看板の写真です。現地は第一種低層住居専用地域(40/80)に指定されており、高さ制限は10mになっています。周辺は教会や公園、小規模なミュージアムや学校、大豪邸と閑静な住宅街になっていますので、このような場所で暮らすとなるとすごく落ち着いていて良いですよね。ヒューリックさんはさすがに良い場所をおさえます。

(仮称)横浜山手町開発計画 ヒューリック㈱HP
新規開設予定ホームに関するお知らせ ㈱チャーム・ケア・コーポレーションHP

Follow me!

コメント