大和ハウスリート投資法人、2019年度2月期決算を発表、横浜市内5物件

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大和ハウスリート投資法人は2019年4月18日、2019年2月期(第26期)の決算を発表しました。

決算短信

公表した決算短信によれば、営業収益は23,127百万円(対前期比+4.1%)、営業利益は9,960百万円(同+7.5%)、経常利益は8,597百万円(同+10.6%)、当期純利益は8,597百万円(同+10.7%)となりました。

大和ハウスリート投資法人 横浜市内保有物件一覧

同投資法人が保有する横浜市内の物件は賃貸マンション4物件、ホテル1物件の計5物件です。取得価格の大きい順に、「パシフィックロイヤルコートみなとみらいアーバンタワー(9,100百万円)」 、「大和ロイネットホテル横浜関内(4,800百万円)」 、 「エルプレイス新子安(1,720百万円)」の順になっています。

パシフィックロイヤルコートみなとみらい アーバンタワー(期末鑑定評価額10,900百万円)

「パシフィックロイヤルコートみなとみらいアーバンタワー」は、横浜市西区みなとみらい5丁目に所在する賃貸マンションです。
敷地面積や約4,990㎡、延床面積約41,016㎡、S・RC造地下1階付地上29階建て、2008年5月築の物件です。
敷地はURが底地人で、2005年から65年間の定期借地権になっています。保有物件一覧の「期末TCR※」欄をご覧いただくとハイフンになっているかと思いますが、これは敷地が定期借地権になっていることに起因するものと考えられます。
建物は418戸あり、取得以降の稼働率とマスターリース種類がサブリース型になっていることから、所有者である同法人と大和リビング間は固定賃料でのマスターリースになっているのではないでしょうか。なお、公式HPでは2019年4月28日現在、空室の募集は行われていませんでした。
取得価格は9,100百万円、2019年2月期末時点の鑑定評価額は10,900百万円となっています。
※TCR:最終還元利回り

ダイワロイネットホテル横浜関内 出典:大和ハウスリート投資法人HP(期末鑑定評価額4,940百万円)

こちらは「ダイワロイネットホテル横浜関内」です。横浜市中区羽衣町2丁目に所在するホテルです。2019年4月10日現在229物件を所有する同法人ですが、ホテルはこの物件を含めた3件のみです。
敷地面積や約1,115㎡、延床面積約8,568㎡、S・RC造地下1階付地上10階建て、2009年8月築の物件です。
JR関内駅からは徒歩約3分、鎌倉街道沿いの視認性の良い角地の立地です。低層部分は「サイゼリヤ」や「セブンイレブン」が入る店舗になっています。上層階は客室数212室、スタンダードタイプでも18㎡と周辺の宿泊特化型のホテルと比較すると広めの構成となっているホテルとなっています。決算説明会資料からは、同投資法人と賃借人間は固定賃料であると記載がありました。
取得価格は4,800百万円、2019年2月期末時点の鑑定評価額は4,940百万円となっています。

横浜市内ポートフォリオ全体としては取得価額16,611百万円に対して2019年2月期末鑑定評価額は19,032百万円と+約14.6%となっています。
還元利回りは、賃貸マンションは、中央不動産鑑定所の「カスタリア鶴見」が前回と変わらず、日本不動産研究所とJLL森井の3物件は0.1%の下落となっていました。ホテルについては「ダイワロイネットホテル横浜関内」は大和不動産鑑定の評価で前回と横ばいです。

大和ハウスリート投資法人
パシフィックロイヤルコートみなとみらいアーバンタワー
ダイワロイネットホテル横浜関内

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