日本アコモデーションファンド投資法人は2019年4月17日、2019年2月期（第26期）の決算を発表した。
■決算短信
公表した決算短信によれば、営業収益は11,186百万円（対前期比＋1.3％）、営業利益は5,185百万円（同＋5.1％）、経常利益は4,729百万円（同＋6.5％）、当期純利益は4,728百万円（同＋6.5％）となりました。
同投資法人が保有する横浜市内の物件は共同住宅3件、ヘルスケア施設1件の計4物件です。取得価格の大きい順に、「パークアクシス横浜山下町（1,539百万円）」、「パークアクシス横浜井土ヶ谷（1,419百万円）」、「パークアクシス横浜反町公園（1,119百万円）」、「グランダ金沢八景（774百万円）」となっています。
「パークアクシス横浜山下町」は、横浜市中区山下町に所在する店舗付の共同住宅です。敷地面積や約761㎡、延床面積約3,118㎡、RC造地上9階建て、2012年10月築の物件です。住宅部分は賃貸可能戸数70戸で、物件公式HPによれば1R・1K：47戸、1DK：8戸、1LDK：8戸、2LDK：7戸の構成になっているようです。モダンな外観、ソファ・カウンターデスク等が設置されたラウンジ、内廊下等の設備・仕様も充実しています。なお、有価証券報告書記載の物件概要を見ると「敷地権」や「区分所有権」等の記載があるので、投資法人が全体を所有する「区分所有建物及びその敷地」となっているようです。2019年2月期末時点の稼働率は96.7％、鑑定評価額は1,820百万円となっているとのことです。
賃貸住宅への投資がメインの同投資法人ですが、寮や老人ホームなどのヘルスケア施設への投資も行っており、そのうちの一つで横浜市内の物件として「グランダ金沢八景」があります。「グランダ金沢八景」は横浜市金沢区六浦三丁目に所在する老人ホームで、敷地面積約1,229㎡、延べ床面積約1,822㎡、2012年築、S造地上3階建、居室数58室の建物です。価格時点現在においてはベネッセスタイルケアに一括貸しされており、2012年から25年間の固定賃料方式となっているようです。賃料については開示されていませんが、決算短信から逆算すると約6,750円/坪程度と計算されます（その他収入なしの前提）。2019年2月期末時点の鑑定評価額は814百万円となっています。
横浜市内ポートフォリオ全体としては取得価額4,851百万円に対して2019年期末鑑定評価額は5,759百万円と＋約18.7％となっています。最新の鑑定利回りは、全物件前期比▲0.1％となっています。
■日本アコモデーションファンド投資法人
■パークアクシス横浜山下町
■グランダ金沢八景
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