東京建物の(仮称)山手PJが着工したようなので現地を見てきました。
場所はJR京浜東北・根岸線山手駅から約350m、徒歩約5分の横浜市中区竹之丸になります。周辺は小高い丘になっており、戸建て住宅、低層の共同住宅等が立ち並ぶ住宅地域となっています。

上の写真は、最寄駅の山手駅です。駅周辺はスーパー、コンビニ、銀行ATMなどがあり、また線路を挟んで反対側には飲食店舗などが多くみられる商店街になっています。大型店舗はあまり見受けられませんが、日用品の確保に難点はなさそうです。
現地は写真ほぼ中央やや左寄りのJR線路西側沿いの道路を通っていくことになります。

駅からの道のりです。現地までは写真のように緩やかな傾斜になっています。山手駅周辺は西側にかけて小高い丘になっているため、駅から現地までは平たん地はほぼなく、駅までの行程はほぼ坂です。とはいっても徒歩約5分程度なので、歩いた感想としてはそこまで苦になるようなものではありませんでした。なお、写真の坂は途中から階段と自転車用スロープになってしまうので、こちらから自動車の進入はできません。

最短ルートだと、このように階段オンリーの箇所がでてきます。ベビーカーや自転車の場合はスロープを直進して竹之丸保育園の前を通るルートになります。この場合、駅距離は約400mで徒歩分数では最短ルートとほぼ変わりません。

先ほどの階段を登って少し歩くと現地が見えてきます。写真上ではフェンスが見える部分が対象敷地になります。建築計画概要書記載の配置図からは手前の車が止まっている部分は敷地ではないものと推測されます。なお同図面からは写真上の止まれ標識手前あたりに階段を設け、メインエントランスへのアプローチ階段となるように見受けられます。

現地北側の交差点から撮影した写真です。縦に走る道路は「鷺山竹之丸通り」と呼ばれる片側一車線ずつの市道です。この道路は、手前側に行くと中区麦田町あたりで「本牧通り」に、山元町5丁目交差点で「横浜駅根岸道路」に接続しています。おそらく自動車はこの道路から敷地に入るものと考えられ、配置図からは写真の工事車両入口付近が駐車場入り口となるように見受けられます。

建築計画概要書によれば、建物は南向きの板状3階建て建物と東向きの3階建て建物 2棟構成になるようです。1階部分は大半の住戸で専用庭付となりそうです。日照・眺望の面については、周辺は高い建物がないのであまり心配はなさそうです。特に東向き住戸については、目の前が下り傾斜になっているため視界が遮ら得ることはほぼないと考えられます。なお、住宅部分の面積は2,167.49㎡なので単純計算で平均住宅面積は約74.7㎡になります。立地条件等からほぼファミリータイプとなるのではないかと推測しています。
気になるお値段はいくらぐらいになるのでしょうか。現地調査時点で物件HPは作成されていないので公式的な金額は発表されていません。周辺の中古住宅売り出し事例としては「プラウド横濱山手ディアージュ」の約75㎡・5,180万円があります。駅徒歩・築年では本物件の方が勝っているので、この辺がどう評価されるか注目されます。

■物件概要(建築計画概要書)
名称:(仮称)山手PJ
事業主:東京建物株式会社
設計者:飛島建設株式会社
施工者:飛島建設株式会社
地名地番:神奈川県横浜市中区竹之丸16番6
敷地面積:2,132.65㎡
主要用途:共同住宅(29戸)
延床面積:2,589.81㎡
最高高さ:9.280m
構造・規模:RC造・地上3階建
着工:2019年4月1日
竣工:2020年3月31日予定
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