野村不動産マスターファンド、2019年2月期決算を発表、横浜市内10物件

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野村不動産マスターファンド投資法人は2019年4月12日、2019年2月期(第7期)の決算を発表した。

決算短信

公表した決算短信によれば、営業収益は35,428百万円(対前期比+2.0%)、営業利益は14,056百万円(同+5.8%)、経常利益は11,516百万円(同+7.1%)、当期純利益は11,560百万円(同+7.9%)となりました。

野村不動産マスターファンド投資法人 横浜市内保有物件一覧 (ポートフォリオ一覧より作成)

同投資法人が保有する横浜市内の物件は、オフィスが2件、商業施設が4件、住宅が4件の計10件です。なお、厳密には氷柱の「GEMS新横浜」は2019年3月1日に取得しているので、2019年2月末期の期末においては9物件となります。

NMF横浜西口ビル 出典:野村不動産マスターファンド投資法人HP

同投資法人が保有する横浜市内の物件のうち、一番金額の高いビルが写真の「NMF横浜西口ビル」です。「NMF横浜西口ビル」は、りそな銀行、静岡銀行、横浜信用金庫、三菱UFJ銀行等の金融機関の店舗が立ち並ぶ一角にあります。建物は1985年竣工で、延べ床面積約10,055㎡、地上9階建ての事務所ビルで、1階にはキンコーズや三菱UFJモルガン・スタンレー証券の横浜支店などが入っています。以前は「朝日生命横浜西口ビル」の名前でしたが取得に伴って「NOF横浜西口ビル」に名称を変え、さらに投資法人の合併により現在の「NMF横浜西口ビル」になっています。2019年2月末時点の鑑定評価額は7,100百万円です。

GEMS新横浜 出典:野村不動産マスターファンド投資法人 HP

一方、こちらは「GEMS新横浜」です。竣工は2018年5月と新築からまだ1年も経っていない物件です。投資法人のスポンサーである野村不動産が開発した物件で、JR・地下鉄新横浜駅から徒歩2~4分のところにあります。建物は
各階約38~44坪 、地上10階建てのすべてのフロアが飲食店として使用されています。このGEMSシリーズは野村不動産による都市型商業施設で、2012年の渋谷を皮切りに首都圏で開業が相次いでいます。神奈川県では「GEMS新横浜」が初めてで、今年10月には西区北幸2丁目に「GEMS横浜」が開業予定です。なお、取得価額は1,820百万円、鑑定評価額は1,890百万円でした。

横浜市内保有物件全体でみると、今期は取得価額総額21,103百万円に対して鑑定評価額は24,738百万円と取得時に比べて+17.2%となっています。「駿台あざみ野校」のみ鑑定評価額が下落しましたが、他の物件は横ばいまたは上昇となっています。
還元利回りでみると「NMF横浜西口ビル」、「駿台あざみ野校」、「メガロス神奈川店」、「プラウドフラット鶴見Ⅱ」、「プライムアーバン鶴見寺谷」が▲0.1%となったほかは横ばいとなっています。

野村不動産マスターファンド投資法人
NMF横浜西口ビル
GEMS新横浜(物件HP)

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