2019年4月14日、横浜港はクルーズ船4隻が同時に着岸しました。

本日着岸したのは、大さん橋に飛鳥Ⅱとウェステルダム、山下埠頭にプロフェッサー・クロモフ、大黒ふ頭にアザマラ・クエストの計4隻です。
写真は大さん橋に停泊中のウェステルダムです。ウェステルダムはHolland America Lineが運航する、総トン数82,500トン、全長285.3m、定員は1,916人のクルーズ船です。写真は港の見える丘公園より撮影したのですが、後ろにいる飛鳥Ⅱが隠れてしまう大きさです。
ウェステルダムは、前港の鹿児島港を出港して本日午前6時半ごろ横浜に入港、次は清水港に向かうとのことです。
ウェステルダムは今後、カナダ・バンクーバーに向かう15日間のクルーズのため、出発地である横浜港に28日に戻ってくる予定です。入港は午前6時半と今回の入港と同じ時間になります。

大さん橋を挟んで反対側には飛鳥Ⅱが停泊していました。飛鳥Ⅱは総トン数は50,142トン、全長241m、旅客定員872人の横浜港を母港とする船です。郵船クルーズが買い取る前は「クリスタル・ハーモニー」としてアメリカのクリスタル・ハーモニー社で運航されていました。もはや横浜ではおなじみの顔となりました。
飛鳥Ⅱは、「東北 春紀行クルーズ」と題して4日間のクルーズに横浜を出発地として出航します。次の寄港地は仙台で、午後5時ごろに出航していきました。

飛鳥Ⅱの船尾部分はほぼオープンデッキになっているようです。旗の立っているデッキには、もう少し後ろから眺めてみると卓球台が設置されているのが見えました。公式のデッキプランによれば、スポーツエリアとのことです。
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写真はロシア船籍の「プロフェッサー・クロモフ」です。総トン数約2,000トン、全長約70m、定員約50人と小型の船です。ネットの情報だと極地仕様の船のため、研究探査に使用されることも多く、そのような目的で使用されていない時期に客船として運航しているようです。ちなみにプロフェッサー・クロモフの後ろの大型倉庫は三井不動産ロジスティクスパーク投資法人他が保有するMFLP横浜大黒(延床約10万㎡)です。準共有持ち分50%分で最新鑑定評価額は10,500百万円となっています。
プロフェッサー・クロモフは午後4時半ごろ、他の船よりも一足早く出航していきました。聞き逃したのか汽笛は聞こえませんでいた。もうちょっと進んだあたりで汽笛が聞こえたのですが、このあとで出航したマリンルージュの音で騙されるところでした。
出航から10分ほどかけて横浜ベイブリッジを抜けていきました。次はフィリピンに向かうとのことです。
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最後はアザマラ・クエストです。総トン数30,277トン、全長180m、定員694名の船でセレブリティクルーズ社が運航するクルーズ船になります。セレブリティクルーズ社の中でもデラックスブランドであるアザマラクルーズとして、乗客1.8人につき乗組員1人のきめ細やかなサービスが売りの船のようです。
前港は大阪で、本日6時半に横浜港に入港してきました。次の寄港地は函館とのことです。
横浜港はGWにかけて今後も多数のクルーズ船が入出港する予定になっています。27日には日本初の外国客船4隻の同時着岸が実現することになっています。
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