2019年3月22日付の日刊建設通信新聞に記載のあった横浜山下町地区再開発B-2街区の現地を見てきました。
■日刊建設通信新聞記事(2019年3月22日付)

場所は横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩約2分、同線日本大通り駅からは徒歩約5分、通称本町通りに面したNHK横浜放送局の南東側隣接地になります。
日刊建設通信新聞によれば敷地面積は約2,250㎡、山下町本町通り地区地区計画区域内の一部になります。上の図は地区計画のかかっている範囲を示した図ですが、現地は「B-2地区」になります。地図や航空写真などで見るとNHK横浜放送局の南東側の駐車場一帯が敷地のように見えますが、実は上のように区画割りされています。
なお以前は神奈川県の分庁舎やかながわドームシアターなどがありましたが、取り壊し後は長らく駐車場として使用されてきました。
建設される建物は、大和地所とスペースバリューホテルディベロップメントによりS造地下1階付地上19階建、延べ床面積は約2万㎡のホテルとなる模様です。
記事によれば、客室数は232室、低層部は1階東側にテラス席を配置したレストラン、2階にカフェとしてコワーキングスペース、中高層部に国際的なラグジュアリーライフスタイルホテルを誘致し、外国人向け長期滞在型客室やフィットネスジム、鍼灸スパも設けるとのことです。建築面積は1,112㎡、低層部にガラスブロックをれんがのように積み上げ、中高層部はガラスファサードの外観になります。各階の構成はわかりませんが、外観パースからは3~17階が客室、18階にレストラン等となるのではないかと思われます。地区計画では75mの高さ制限がかかっていますが、見た目からは75mの制限いっぱいまでの高さにはならないように見えます。
外観パースや建築面積と敷地面積との関係から推察するに、敷地東端の出っ張った部分は公開空地になるものと思われます。ざっくりな計算になりますが、ホテル階部分の有効率が70%程度だとすると、232室で1部屋あたり約50㎡になります。なので、ビジネスホテルや通常のシティホテルとは異なり、記事に記載の通り、キッチンなどが付いたような広めの長期滞在可能なホテルになるのではないかと個人的には考えています。
気になるのはホテルオペレーターですが、隣の隣でハイアットが工事中であったり、ウェスティンがみなとみらいに進出したりするなど、横浜では海外ホテルブランドの進出が相次いでおり、今からホテルオペレーターの決定が待ち遠しいですね。
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