株式会社ケン・コーポレーション(以下、ケン・コーポレーション)は2021年11月16日、みなとみらい中央地区60・61街区にて開発を進める「Kアリーナプロジェクト」につき、音楽アリーナ部分の名称を「Kアリーナ横浜」に決定し、また併設するツインタワーのホテル棟は「ヒルトン横浜」に、オフィス棟の名称を「Kタワー横浜」に、開発街区全体の名称を「ミュージックテラス」に決定したと発表しました。
ミュージックテラス
【事業概要】
・街区名称:ミュージックテラス
・所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい6丁目2番2外
・敷地面積:31,793.97㎡
・延床面積:約118,680㎡
・設計:株式会社梓設計、株式会社国建、鹿島建設株式会社横浜支店
・施工:鹿島建設株式会社横浜支店
【施設概要】



Kアリーナ横浜
Kアリーナ横浜は、世界最大級の音楽に特化したアリーナです。
客席数は約2万席で、ステージ前方のアリーナに加え、3層構造となるスタンドが扇状に配置された構造となっています。
様々なファシリティ(設備)を備え、フレキシブルな客席プランや設営・撤収に配慮した「使いやすさの追求」がなされており、大規模な吊り込みや良質を追求した音響空間が実現される予定です。

このほか、圧倒的なスケール間のラウンジと高級感あふれる専用ロビーを備えた「VIPエリア」も存しており、国内に類を見ないラグジュアリーな鑑賞スタイルを楽しめるとのことです。

施設7階にはバーラウンジも設置され、ライブを観に来たゲストだけでなく、近隣で働く方や横浜に遊びに来た方でも楽しめる施設となっています。

ヒルトン横浜
ヒルトンとケン・コーポレーションは、その関連会社を通じて「ヒルトン横浜」のフランチャイズ契約を締結したと発表しています。同ホテルは2023年秋の開業を目指し、ケン・コーポレーションが所有、運営を行います。
同ホテルにはスイートを含む全339室の客室のほか、スペシャリティレストラン、オールデイダイニング、カフェ・バーラウンジなどの料飲施設3店舗のほか、エグゼクティブラウンジ、フィットネスジム、宴会・会議スペースを備える予定です。
現時点では客室の詳細については公表されていません。お台場にあるヒルトン東京は客室面積は28㎡~ですが、ヒルトン横浜はどのような部屋構成になるのでしょうか。
建物自体はKアリーナ横浜の隣の建物となります。コンサートの主催者やVIP利用者が他の客と鉢合わせせずに部屋までたどり着ける動線なども作られるかもしれませんね。

Kタワー横浜
本プロジェクトではホテル、アリーナと合わせてオフィスも整備されます。名称は「Kタワー横浜」となり、みなとみらいエリアでは供給の少ない中規模(基準階専有部面積200坪強)という規模です。
スペックは、基準階の天井高は2,800㎜、床荷重500㎏/㎡(標準)、電気容量70VA/㎡を確保。
横浜駅東口徒歩圏の大規模賃貸ビルも多くはないので、様々な規模のテナント需要が見込まれますね。

現在の建設状況(11月21日現在)

アリーナ部分の外観は、こちらから見るとほぼ出来上がっています。

重機等の搬入・搬出のため、ここが閉じられるのは最後になるでしょうね。

客席も結構な段数があるので迫力があります。

屋根部分の鉄骨はこのように作っていくんですねぇ。初めて見ました。

高島水際線公園からの写真です。手前壁からせり出している部分は工事用のものでしょうか。それとも完成後も残る部分なのでしょうか。

左がホテル棟、右がオフィス棟です。オフィス棟の方が鉄骨の組上りがやや早いですね。
周辺は将来的にヒルトン、フォーシーズンズ、カハラと周辺はラグジュアリーホテルが建ち並ぶこととなります。セレブ達が集まりそうですが、一方で水族館やアリーナなどを目的地として若い人達も集まることとなると思います。そういった人たちが混ざり合ったときにどんな街になるのか、今から楽しみですね。
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