新駅直結、ドレッセタワー新綱島の現地

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2022年度下期に開業を予定している東急新横浜線の新駅「新綱島」駅で東急が開発するドレッセタワー新綱島の現地を見てきたので紹介いたします。

物件公式HP

ドレッセタワー新綱島

出典:ドレッセタワー新綱島物件HPより

ドレッセタワー新綱島の概要は以下の通りです。
■所在:横浜市港北区綱島東一丁目813番1外(地番)
■用途:共同住宅、商業・業務施設、公益施設(区民文化センター)
■敷地面積:3,889.59㎡
■建築面積:2,712.77㎡
■延べ面積:37,562.36㎡
■高さ:99.90m
■住戸数:252戸
■構造・階数:鉄筋コンクリート造地下2階付地上29階建
■建築主:新綱島駅前地区市街地再開発組合
■設計者:株式会社東急設計コンサルタント
■施工者:東急建設株式会社
■着工:2020年10月初旬、竣工予定:2023年12月末予定

駅前が変わる

出典:ドレッセタワー新綱島物件HP

ドレッセタワー新綱島は、新綱島駅周辺地区土地区画整理事業区域内に立地します。従来の綱島駅周辺は土地が細切れで、中小規模のビルがひしめき合うエリアになっていました。道路も一方通行が多く、幹線道路も片側一車線といった状況でした。

新駅の整備を契機に周辺では土地区画整理事業が行われ、綱島街道の拡幅やバス・タクシー乗降場の新設、広場の設置などが行われ、便利で住みよいまちづくりが行われています。

複合開発

ドレッセタワー新綱島は、住宅がメインのSouth棟と、商業・公益施設が入るNorth棟の2棟構成になります(建築上は1棟扱い)。

South棟は29階建て。パーティースクエア、コミュニティスクエア、キッズスクエア、スカイラウンジといった共用施設を備えています。
特徴的なのが多彩なエントランスです。グランドエントランスは1階部分になりますが、本物件は駅直結、商業施設直結の物件なので、それぞれをつなぐエントランスが設けられています。住宅と駅をつなぐステーションエントランスはB1F、商業施設とをつなぐモールエントランスは2Fに設置され、各方面にスムーズに移動する工夫がなされています。

North棟は1~3階が商業施設、4・5階が区民文化センターになる予定です。
商業施設部分は入居テナントは未発表です。駅前で立地が良く、東急が絡む開発なので東急ストアが入ったりするかもしれませんね。
区民文化センターはギャラリー、音楽ルーム、約400人が収容可能なホールが整備される予定です。日常で芸術に触れあえるのは非常にいいですね。

新線開通

出典:ドレッセタワー新綱島物件HP

ドレッセタワー新綱島の注目ポイントの一つは、何といっても2022年度に開通予定の東急新横浜線です。東急新横浜線は日吉から新横浜間に建設される新線で、新横浜から先は相鉄新横浜線に、日吉から先は東急東横線、東急目黒線と直通する予定になっています。
綱島と新横浜は地図上では直線距離でも約4㎞弱とそこまで離れていないのですあ、電車で行くとなると菊名で横浜線への乗り換えが必要なります。新線開通後は、乗り換えなしの1駅で新横浜に出ることができ、新横浜に通勤する層だけでなく、出張などで新幹線利用が多い人々にも大きな恩恵がありますね。
東京方面は東急東横線で渋谷、新宿、池袋に直結するほか、目黒線経由で大手町方面にもアクセスが可能です。また、武蔵小杉での乗り換えにより品川、大崎などにもアクセスできますので、東京と横浜の主要駅はほぼカバーできる立地になっています。

間取り

出典:ドレッセタワー新綱島物件HP

気になる間取りですが、ワイドスパン中心の間取りとなるようです。現時点で物件HPに乗っている間取りの一部は以下の通りです。

出典:ドレッセタワー新綱島物件HP、70Dtype(3LDK、71.73㎡)
出典:ドレッセタワー新綱島物件HP、75Atype(3LDK、76.41㎡)
出典:ドレッセタワー新綱島物件HP、P-110Atype(3LDK+マルチスペース、113.45㎡)

ワイドスパン住戸はバルコニーが必然的に広くなり採光がとりやすいので非常に好みです。ご紹介した間取りはどれも効率的な配置になっていて、快適性が高そうですね。
個人的には、(買えるほどの財力があれば)75Atypeが欲しいです!

設備仕様ほか

最後に設備仕様についてご紹介します。

昨今のコロナ禍を受けて、デベロッパー側の間取りへの考え方は変わりつつあります。ワークスタイル、ライフスタイルは激変し、それに対応する間取りづくりが重要となっており、ドレッセタワー新綱島も例外ではないようです。

一部タイプの部屋では「マイスタジオ」という無償メニュープランが用意されています。これは一部の洋室を個室型ワークスペースに無償で変えられるプランです。従来のパーテーションで仕切られる、LDKと続いた6畳程度の洋室の一画に個室を設けることで、テレワークなどのためのワークスペースとして使用できるようになります。また、個室以外の部分はオープンスペースとしてLDKと一体で使えるようになります。

建物21階には「スカイラウンジ”TheLUXE”」が設置されます。Wi-Fiやコンセントも備え、サードプレイスとしての利用も可能な共用スペースとなっています。

1階には食配ステーションが設置され、ネット注文した食材などを不在時などでも一時的に保管できる設備が用意されています。

専有部内の設備としては、ディスポーザー、食洗器が設置されるほか、全自動おそうじ浴槽と呼ばれるボタン一つで浴槽の開栓からお湯はりまで自動で行ってくれる浴槽が設置されます。各種スマート家電が流行っていますが、最近はいろんなことがボタン一つでできるようになりましたね。

お値段

価格は現状未定です。価格目線の目安は以下の物件になるかと思います。

プラウドシティ日吉(予定最多価格帯6,500、6,600万円台)

立地、ブランド等から目安として選出しました。プラウドシティ日吉は、日吉駅徒歩9分の大規模レジデンスです。駅力としては日吉駅に軍配が上がりそうですが、駅距離ではドレッセタワー新綱島に軍配が上がりそうです。
プラウドシティの全体戸数は1,300戸超、ドレッセタワー新綱島よりも高さは低いといっても最高階は20階です。大規模ならではの商業施設やワークスペース併設はドレッセタワー新綱島と条件が似ていますね。立地や配棟の違いが価格差にどのように影響するのか注目です。

現地の状況

綱島街道側からの写真です。写真で見える重機たちはおそらく建物建設のためのものではなく、土地区画整理事業に関連したものではないでしょうか。

先ほどの地点より綱島街道を北側に進んだ場所からの写真です。手前の高次元あ入口付近が駅前広場になるあたりかと思われます。以前は「綱島ラジウム温泉東京園」があったあたりですね。

鶴見川河川敷からの写真です。新駅関連、区画整理事業関連の重機が複数見えます。

これは対象地とは関係ないですが、鶴見川河川敷に建つ工事関連の施設です。鉄道建設のための施設の一つかと思いますが、ここでシールドマシーンのための必要な機材等が準備されているのでしょうか。

この物件の建設で綱島駅周辺は大きく変わると思います。各施設の今後の進展に注目ですね。

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