53街区が着工、2024年3月末に竣工予定

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大林組ほかは2021年4月15日、みなとみらい53街区で開発を予定している「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」が着工したと発表しました。

みなとみらい21中央地区53街区開発事業

みなとみらい21中央地区53街区開発事業は、株式会社大林組、京浜急行電鉄株式会社、日鉄興和不動産株式会社、ヤマハ株式会社、みなとみらい53EAST合同会社が共同開発する複合施設です。

敷地はみなとみらい線の新高島駅に直結し、みなとみらいの歩行者ネットワークである「キング軸」、「グランモール軸」の結節点に位置するなど、交通利便性に優れた立地になっています。

計画建物の概要

計画建物の概要は以下の通りです。

【概要】
名称:MM53街区プロジェクト
所在:横浜市西区みなとみらい五丁目1番1ほか31筆
用途:事務所、店舗、ホテル、自動車車庫
敷地面積:20,620.58㎡
建築面積:14,500㎡
延床面積:183,000㎡
高さ:161m
構造・階数:地下1階付地上30階建
着工:2021年4月
竣工:2024年3月末予定
建築主:株式会社大林組、ヤマハ株式会社、京浜急行電鉄株式会社、日鉄興和不動産株式会社、みなとみらい53EAST合同会社
施工者:株式会社大林組

建築計画のお知らせ看板
開発事業のお知らせ看板
土地利用計画図(拡大)

プロジェクトの詳細

出典:大林組HP
出典:大林組HP

本プロジェクトは建築上は1棟の扱いですが、外観上はWEST棟とEAST棟の2棟構成になります。

WEST棟は高さ約158m、地下1階付地上30階建、ホテル、オフィス、店舗で構成されます。一方、EAST棟はオフィスと店舗です。

各部分について

■オフィス

オフィス部分の基準階床面積は、WEST棟が約3,360㎡(約1,016坪)、EAST棟が約2,796㎡(約845坪)です。いずれも執務室内は広く、無柱空間が確保されいます。近年、フリーアドレス化やコミュニケーションの面で、上に積み上げるよりも平面で見渡しやすいオフィスのニーズが高まっていますので、そういった面で競争力のあるオフィスとなることでしょう。

ちなみに事業主に名を連ねているヤマハは、事業予定者決定の段階では当プロジェクト内にグループ会社を終結させると発表させていましたが、WEST棟内に集結させるようです。

■ホテル

都市景観形成行為のお知らせ看板

ホテルはWEST棟の26~30階に設置されます。ホテルは既に京急グループの宿泊特化型ホテルの上位グレードとなる「京急EXホテル」が出店することが決まっています。全室20㎡以上で、計150室となります。ロビー、大浴場、レストランは地上約130mに配置され、横浜の眺望が楽しめる計画となっています。

上の写真は都市景観形成行為のお知らせ看板ですが、右上のWEST棟の上部に細く突き出た部分がホテル部分になります。平面で見るとあまり分かりませんが、断面で見るととても面白い形をしているのがわかりますね。幅的に外に向かって両面に客室配置というよりも、南向きか北向きのいずれかの客室配置になるのではないでしょうか。

■店舗

出典:大林組HP
出典:大林組HP

低層部にはオフィスワーカー向けの店舗を中心に、宿泊者や来街者などの幅広い層を受け入れる商業施設が計画されています。ヤマハはスペースの一部を利用して、ブランド発信拠点を計画しています。みなとみらい地区には各サイズのアリーナが点在していますので、それらとどうコラボしていくのか気になりますね。

土地のお値段

横浜市によると、事業予定者決定時の土地の売却価格は21,663,718,698円(時点修正の可能性あり)でした。単価では約1,050,600円/㎡ですね。

現在の状況

すずかけ通り西交差点からの写真です。既に重機が運び込まれています。

高島中央公園の歩道橋からの写真です。他のビルが80~90mくらいの高さでそろっている中で、160m程度のビルが建つのはうれしいですね。

望遠で近づいてみました。黄色の重機はおそらく杭打ち用の重機かと思います。

横浜グランゲートの2階デッキからの写真です。歩道を歩いているとあまり分からないのですが、この周辺はビルが結構集積してるんですね。

同じく2階デッキからの写真です。ここからザ・タワー横浜北仲が見える方向にデッキが続いていきます。完成の頃には横浜駅からのアクセスが向上しますね。

現在隣接の52街区も入札が進んできていますが、当プロジェクトも含んで一体的に楽しいエリアが形成されると良いですね。

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