2021年5月28日、㈱日新、東急不動産㈱、京浜急行電鉄㈱、第一生命保険㈱の4社は、北仲通北B-1築の開発計画策定に向け、パートナーシップ協定を締結したとリリースしました。
土地は、近年、アパホテル&リゾート横浜ベイタワーやザ・タワー横浜北仲といった超高層タワーの建設が相次ぐ北仲地区の一画で、当エリア内ではB-1地区と呼ばれる街区になります。
最寄り駅はみなとみらい線の馬車道駅。駅からは徒歩約150mで、徒歩2分の立地となります。敷地の北側と西側が運河に面しており、最近開業したYOKOHAMA AIR CABINが目の前を通る立地となっています。

対象地は長らく倉庫の敷地として利用されてきましたが、2009年ごろから建物の除却が開始され、2015年の区画整理完了以降、基本的に駐車場として使用されてきました。
当初からの土地所有者は総合物流企業の日新です。おそらくですが、対象地の規模が大きいため、開発ノウハウを持つ企業とパートナーシップを結んで、今回の開発に臨むものと思われます。

現時点で計画建物の規模は発表されていません。プレスリリース上では竣工は2027年予定、共同住宅、オフィス、商業、駐車場の用途が計画されているとの記載があります。
敷地面積は約12,300㎡、指定容積率は400%ですが、地区計画により条件付きで600%までの緩和が可能になっています。規模的にはアパホテル&リゾート横浜ベイタワーが約64,000㎡程度(株式会社建設データバンク調べ)ですので、それよりも少し大きい規模の建物になります。地区計画上の最高高さは150mですし、一般社団法人横浜北仲エリアマネジメントのHPではそれくらいの高さでパースが描かれていますので、是非とも150mを目指してほしいですね。

北仲エリアでは、B-1地区とA-1・2地区が未利用状態です。A-1・2地区は昨年に住友不動産が超高層タワーを計画している旨の情報がありましたので、B-1地区はプレスリリースにもある通り、まさに「ラストピース」と化していました。このプロジェクトの完成で一通り北仲エリアの開発は完了することになりますが、地図で俯瞰してみると、桜木町駅前の富士ソフト本社ビルから神奈川県警察本部ビルまでの直線距離約900mに、超高層ビルが計11棟も立ち並ぶことになります。
完成の頃には「北仲」が超高層ビルエリアとして日本中にその名が轟くこととなると思うとわくわくしますね。


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